Address
304 North Cardinal St.
Dorchester Center, MA 02124
Work Hours
Monday to Friday: 7AM - 7PM
Weekend: 10AM - 5PM
Address
304 North Cardinal St.
Dorchester Center, MA 02124
Work Hours
Monday to Friday: 7AM - 7PM
Weekend: 10AM - 5PM
今回は、Rustの初心者に向けて、Rustの基本的開発環境をDockerを使って作る方法の解説です。とはいっても、Dockerとは何か、Dockerの使い方、VSCodeとDockerを連携する方法などの解説は省きます。
特にVSCodeとDockerを連携させる方法については以下の記事を参考にてみてください。
【初心者向け】VS Code+Docker+Python環境の作り方の初歩をわかりやすく解説
【初心者もできる】MacでDjango用にVS Code+Docker+Gitのリモート開発環境を構築する方法の解説
今回は、単純化のために「.devcontainer」フォルダの中に、
の3つのファイルをすべて放り込んでいます。これら3ファイルはすべて同じ階層にあるということになります。ではそれら3ファイルの中身を順番に確認していきましょう。
Rust公式のGithubリポジトリであるrust-lang/docker-rustには、まさにRust開発環境を作るためのDockerfileが公開されているので、それをそのままコピペします。それが以下のDockerfileです。これはRust公式のDockerイメージから、そのバリエーションとしてbullseyeを選んでいます。
#### Rust公式イメージを使用 ####
FROM buildpack-deps:bullseye
LABEL org.opencontainers.image.source=https://github.com/rust-lang/docker-rust
#### 環境変数の設定 ####
# Rustの開発環境において、全てのツールは~/.cargo/binディレクトリにインストールされ、ここにrustc、cargo、rustupを含むRustのツールチェーンが置かれる
ENV RUSTUP_HOME=/usr/local/rustup \
CARGO_HOME=/usr/local/cargo \
PATH=/usr/local/cargo/bin:$PATH \
RUST_VERSION=1.81.0
RUN set -eux; \
dpkgArch="$(dpkg --print-architecture)"; \
case "${dpkgArch##*-}" in \
amd64) rustArch='x86_64-unknown-linux-gnu'; rustupSha256='6aeece6993e902708983b209d04c0d1dbb14ebb405ddb87def578d41f920f56d' ;; \
armhf) rustArch='armv7-unknown-linux-gnueabihf'; rustupSha256='3c4114923305f1cd3b96ce3454e9e549ad4aa7c07c03aec73d1a785e98388bed' ;; \
arm64) rustArch='aarch64-unknown-linux-gnu'; rustupSha256='1cffbf51e63e634c746f741de50649bbbcbd9dbe1de363c9ecef64e278dba2b2' ;; \
i386) rustArch='i686-unknown-linux-gnu'; rustupSha256='0a6bed6e9f21192a51f83977716466895706059afb880500ff1d0e751ada5237' ;; \
ppc64el) rustArch='powerpc64le-unknown-linux-gnu'; rustupSha256='079430f58ad4da1d1f4f5f2f0bd321422373213246a93b3ddb53dad627f5aa38' ;; \
s390x) rustArch='s390x-unknown-linux-gnu'; rustupSha256='e7f89da453c8ce5771c28279d1a01d5e83541d420695c74ec81a7ec5d287c51c' ;; \
*) echo >&2 "unsupported architecture: ${dpkgArch}"; exit 1 ;; \
esac; \
url="https://static.rust-lang.org/rustup/archive/1.27.1/${rustArch}/rustup-init"; \
wget "$url"; \
echo "${rustupSha256} *rustup-init" | sha256sum -c -; \
chmod +x rustup-init; \
./rustup-init -y --no-modify-path --profile minimal --default-toolchain $RUST_VERSION --default-host ${rustArch}; \
rm rustup-init; \
chmod -R a+w $RUSTUP_HOME $CARGO_HOME; \
rustup --version; \
cargo --version; \
rustc --version;
services:
rust:
build:
context: .
dockerfile: Dockerfile
container_name: Rust-Container
# カレントディレクトリをコンテナの「rust-docker」フォルダへマウント
volumes:
- .:/rust-docker-ws
tty: true
このファイルでは、compose.ymlと同じフォルダ内にあるDockerfileを使ってDockerコンテナを作るようにしています。
context: .
これは、compose.ymlがあるフォルダそのものを基準とする、という設定です。
{
"name": "RUST CONTAINER",
"dockerComposeFile": "compose.yml",
"service": "rust",
"workspaceFolder": "/rust-docker-ws",
"customizations": {
"vscode": {
"extensions": [
"rust-lang.rust-analyzer",
"tamasfe.even-better-toml",
"fill-labs.dependi",
"vadimcn.vscode-lldb",
"ms-azuretools.vscode-docker",
"rust-lang.rust-analyzer"
]
}
}
}
VSCode拡張機能の項目「extensions」においては、このように必要最低限のものだけを指定しています。ここはみなさんの好みや環境にあわせて設定してください。なお、拡張機能のID(正式にはUnique Identifier)を取得する方法については以下の記事で紹介しています。
上でつくったファイルを利用してVSCodeでDockerコンテナを作ることに成功すれば、あとは動作確認です。コンテナが起動している状態でそのコンテナ上のシェルで、
rustc --version
と入力して実行してRustのバージョンが表示されればOKです。
(参考:The Rust Programming Language 日本語版)
これでRust開発環境をVSCodeとDockerを使って作ることができました。あとはどんどん学習を進めていくだけです。
世界最大の動画学習サイトUdemyで、プログラミングを最速でマスターしましょう。
コメントは受け付けていません。
[…] 少し前に、「VSCodeでRust開発環境のDockerコンテナを作る方法」にてRust用のDockerコンテナを開発する方法を解説しましたが、それをVSCodeと連携させて使おうとしたときに、VSCode拡張機能のrust-analyzerにてエラー「failed to discover workspace」が出た場合にそれを解決する方法を解説します。 […]