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【2024年版】Macでのプログラミングにおすすめのモデルや必要なスペックは?

初めてプログラミングを学ぶときに、どんなMacBook/MacBookProを選べばいいのか?自分の経験をふまえて、Macの選び方とおすすめのサービスやアクセサリなどの解説

今回はこれからMacでプログラミング、特にPythonプログラミングを学ぼうとする場合を例としてどのような性能が必要で、どんなもモデルのMacを選べばいいのかを解説したいと思います。

この記事では後述のとおり私自身がMacのモデル選びで失敗したなと感じている部分や後悔している部分を踏まえてお話します。

そもそもMacでプログラミングは可能なのか?

さてそもそも論ですが、Macでプログラミングは可能なのでしょうか?プログラミング言語といってもいろいろあるわけですが、よほど特殊な言語でない限り何の問題もありません。

有名どころのC、C++、Javaはもちろん、大人気の言語であるPython、Javascript/TypeScriptなどいくらでもMacでプログラミングができます。

何十年前の昔はともかく、現代のプログラミング学習においてはWindowsであろうとMacであろうと(あるいはLinuxであろうと)、さほど大きな差というものはありません。

WindowsよりもMacのほうがプログラミングでは便利?

さらに言えば、いくつかの点においてWindowsよりもMacのほうがプログラミング学習に適しているとさえ言える部分もあります。詳しい説明は省きますが、

  • いろいろなプログラミング環境を管理できるHomebrewというアプリがあること
  • Unix系のOSであるため、プログラミングやIT業界において最も重要なOSであるLinuxとの親和性が高いこと
  • ターミナル(Terminal)というアプリがあること。これはWindowsでいうところのコマンドプロンプトやPowershellに相当するものですが、Macのターミナルのほうがいろいろな意味で「楽」です。余計なこと(ちょっと言い過ぎですが)を覚えなくていいという利点があります。これは上述のようにLinuxとの親和性が高いことが理由です

私自身のMacにおけるプログラミング環境

私自身はもう何年も前のインテルMacBookPro13インチを使っています。まさに今この瞬間はそのMacBookProでこの記事を書いているわけですが、基本的にはMacBookProとデスクトップのWindowsマシンの両方にPythonプログラミング環境を構築してPythonプログラミング解説記事を作成しています。

具体的にはインテルMacBookPro13インチにおいて、

  • 複数のバージョンのPythonをインストールして、バージョンごとに仮想環境も複数構築
  • プログラミング言語Rust、C、C++の環境も構築
  • エディタとしてVisual Studio CodeとVisual Studioの2つをインストールして使用
  • Dockerでいろいろなコンテナを作成し起動
  • Gitもインストールして使用中
  • ゲーム、音楽制作、動画編集はしない

といった感じで使っています。これはデスクトップのWindowsマシンでも同様です。

私自身は決してプログラミングガチ勢やMacガチ勢ではありませんが、Macでプログラミングを実際している経験をふまえて以下、2024年2月時点でPythonプログラミングにはどんなMacを買えばいいのかを簡単にご紹介したいと思います。

ただし、新しい大学生や新社会人などノートパソコンを買う方が多いと思いますので基本的にはMac製品のうちノートパソコンであるMacBookAirやMacBookProを購入することを前提とします。

おすすめの最低スペック:ストレージは512GB以上、メモリは16G以上

まず2024年2月時点でのMacBookAirまたはMacBookProのおすすめの必要最低限のスペックは、

  • ストレージ容量が512G以上(512G含む)
  • メモリが16G以上(16G含む)。できれば24G以上
  • MacBookAirかMacBookProかはどちらでもいい(ただし後述のようにAI学習を本格的にやるならばProがおすすめです)

です。もちろんこれ未満のスペックでもいろいろな用途に普通に使えますが、なぜ私がこのように考えるのか、その理由をいくつか述べます。

理由その1: Mac内部に様々な開発環境を作って持ち運びたい

Pythonだけに限りませんがプログラミング学習を進めていい感じに成長していくと、「もっと便利に、もっといろいろなことをしたい」という欲求が出てきます。Pythonだけでなくほかのプログラミング言語も学びたいと思うこともあるでしょう。

そうなると私のように複数バージョンのPythonをインストールしてそれぞれの環境を作ったり、他のプログラミング言語のための環境を構築したり、また、それらのために様々な便利アプリをインストールすることになります。

そうなると当然インストールするものが増えますので、やはりストレージ容量はあればあるほど便利です。

理由その2: 電子書籍のAmazon Kindle書籍を持ち運びたい

プログラミング学習において初心者に最も役に立ち、最もコスパが高いサービスと考えるのが、Amazonの電子書籍読み放題サービスのAmazon Kindle Unlimited(PR)です。

毎月の定額料金のサブスクリプションサービスで、膨大な数のプログラミング解説書を読むことができます。初心者にとって非常にコスパが高いです。

なぜかといいますと、プログラミングの解説本は普通1冊あたり2000〜5000円することが多いです。しかし、Amazon Kindle Unlimited(PR)の対象になっている本ならば、月額980円(2024年2月時点)で読み放題です。毎月、プログラミング関係の本を1冊読めばもとが取れます。

初心者だとあれもこれも読みたい本が出てくるでしょう。それらをいちいち購入していると本代だけで何万も消えていくことになります。

もちろん最新の本などは読み放題の対象にならないことがほとんどですが、かといってとても古い本ばかりというわけでもなく、ほんの数年前に出版されたという本も読み放題の対象に入ることが多いです。

プログラミングは日進月歩で新しい技術や便利アプリがいろいろ登場しますが、それでもプログラミングの根幹をなす基本知識は実はずっと同じといっても過言ではありません。したがって、研究者レベルとか最先端の技術を使う技術者でもなければ最新の情報を追い求める必要はほとんどありません。

よってまさにプログラミングの初心者にこそAmazon Kindle Unlimited(PR)はおすすめです。基本的な事項を解説した本を定額で読み放題です。

そしてその電子書籍をMacに保存して読むことなりますが、あれもこれもダウンロードするとどんどんMacの容量も減ります。したがって、やはり容量が多いほうが有益です。見たいときにいちいちダウンロードするより、Macを開いて保存してあるものをさっと見られるほうがいいですよね。

理由その3: Macのシステムデータが大きくなりがち

一番最初に述べましたが、私はインテルCPU時代のMacBookProを使っています。そのメモリは16GBですが、ストレージ容量は128GBしかありません。買った当時はそれで十分だと思っていました。

しかし現在ではやはり「もっと増やしておけばよかった・・・」と後悔しています。かなりいろいろなデータを削除し、本当に必要最低限のものだけをMac内部に保存しているという感じで、正直容量不足と戦うための工夫がもう面倒くさいです。

私が購入時点で予想していなかったのが、Macのシステムデータの容量の大きさです。次の画像を見てください。

これが私のMacBookProの使用状況です。システムデータだけで約43GBもの容量になっています。このMacのシステムデータは、いろいろなアプリの作業状態のバックアップや一時的なデータなどが蓄積されたものです。このシステムデータが日々蓄えられることで、いったんパソコンをシャットダウンなどした後に作業を再開する場合、それが速くスムーズになるわけです。

Macはこのシステムデータが大きくなりがちです。設定にもよりますが、バックアップ機能のTime Machineを使えばさらに容量が大きくなるかもしれません。

したがって私のように必要最低限度のアプリなどしか使っていなくても、128GBでは絶対に足りませんし、基本的に年々アプリは重くなりますし、パソコン内部のデータも増えていきますので、倍の256GBでもちょっと不安です。

そこでストレージ容量としてはやはり512GBは最低限欲しいと考えています。せっかくMacを買うのですから、今後最低でも5年は使えるだけのストレージ容量を確保したいです。

もちろん外付けUSBメモリなどを使う手段もありますが、それも面倒といえば面倒ですし。

理由その4: ブラウザがメモリを大量消費する

利便性からMacBookシリーズでも標準ブラウザのSafariではなく、Chromeを使う方が多いでしょう。WindowsマシンやiPhone/アンドロイドスマホでChromeを使っていればなおさらでしょう。

すでにみなさん知っているかもしれませんが、このブラウザChromeがメモリを大量に使用します。メモリがあればあるだけ使う感じです。

そしてプログラミング学習ではネットでいろいろな記事をブラウザに表示させ、それを見ながら作業を進めると思うので、できるだけメモリに余裕があるほうがいいです。やはりそれが8Gでは少ないです。

またブラウザChromeだけでなく、複数のアプリを同時に起動させて使うでしょうからやはりメモリは多ければ多いほうが良いです。

よってメモリは最低でも16GBが欲しいところです。

留意点: チップがM1かM2かM3かはそれほど重要ではない

初心者のプログラミング学習という点では、M1チップでもM2チップでもどちらでもかまいません。M1チップのほうが古いですがなんの問題もありません。

逆に最新のチップが使われていても、アプリがそれに対応できていなかったりするので不具合が出るという可能性もあります。なのでいろいろなアプリを安定して使えるという観点からは、あえて最新機種を選ばないという考え方もあります。

また液晶のサイズも、13インチ〜16インチまでいろいろありますが、これももちろん液晶サイズが大きなほうが見やすいのですが、持ち運ぶときの重量が重くなるデメリット、カバンに入らなくなるデメリット、そして価格が高くなるデメリットがあります。なのでそこはみなさん各自の事情で選んでください。

AIやデータサイエンスをやりたいならば、グラフィックボード搭載したものがおすすめ

以上のようにプログラミング初心者が、特にPythonプログラミング学習を始める場合には、基本的には上記の通りストレージ容量が512GB以上でメモリが16GB以上という要件だけを満たしたMacマシンを選んでもらえればそれでいいのですが、一部例外があります。

それはAI開発やデータサイエンスを本気でやりたいという場合です。この場合、Macにとても高度な計算能力が要求されます。そして現代ではこうした計算能力にとって重要なものがGPU(Graphics Processing Unit)といわれる部品です。通称グラフィックボード(グラボ)とか言われたりします。

したがってAI学習などの目的でMacを選ぶならば、より強力なGPU性能を備えたマシンであるMacBookProシリーズを購入するほうが良いでしょう。

Macを便利にするおすすめアクセサリ

モバイル充電器

まずなんといっても充電器ですね。MacBookを購入したときにも標準でApple純正品の充電器はついてきますが、ちょっと大きいので持ち運びにはもう少し小型で、しかも汎用性の高いものが欲しくなります。また、自宅と外出用で分けたい(いざというときの予備にもなる)という場合もあります。

そこで、モバイル充電器などで定評のあるAnker(アンカー)の充電器をおすすめします。次のAmazonのページでいろいろ自分の用途に合うものを選んでみてください。

Amazon:MacBookシリーズ用のAnker充電器一覧(PR)

統合型ハブ

USB端子など拡張端子の数はMacBookPro>MacBookAirですので、MacBookAirを購入する場合は、様々な端子を備える統合型ハブを買うのがおすすめです。こちらも上で紹介したAnkerからいろいろな製品が出ていますので、次のAmazonのページで都合が良いものを選んでみましょう。

Amazon:MacBookシリーズ用のAnkerのハブ一覧ページ(PR)

スタンド

ノートパソコンを使うときはスタンドがあると、姿勢が悪くなりにくく、疲労度も減ります。長時間のレポート作成や、エクセルの操作などに好都合です。

またスタンドにはノートパソコンを机に密着させないことで、排熱効率を高め、パソコン内部を高熱から保護するという役割もあります。Macを大切に使えるということにつながるという点でもおすすめです。

15インチまたは16インチにも使えるもので、レビューで「頑丈」などの評価がなされているものが良いでしょう。これがまた意外とあれば便利なのです。

さらにいえば、作業中は飲み物を飲みながらということが多いと思いますが、机上のコップを倒して飲み物をこぼした場合でも、スタンドにパソコンを乗せておけばパソコンが濡れることはないので惨劇を回避できます。私はこの意味でスタンドは非常に重要なアイテムだと思っています。よくコップを倒しますので・・・

Amazon:ノートパソコン用スタンド一覧ページ(PR)

iPadとApple Pencil

Macの画面を見ながら、iPadのノートアプリでApple Pencilでメモを取るということが可能になります。もちろん同じApple製品ですから、MacとiPadの間で機能やデータの連携は抜群。スムーズに、そして瞬時に両方のデバイスでデータをやりとりできます。

Apple製品の最大の魅力は、このApple製品どうしでの連携のスムーズにあります。やはりMacBookなどを使うならば、iPhone、iPadなどで揃えると作業の効率がものすごくアップします。

スキンシール

MacBookAirやMacBookProってやはりかっこよくてオシャレじゃないですか。それらを持ち運ぶなら、できるだけ傷をつけたくないものです。そこでそれらの表面を保護するスキンシールがたくさん販売されています。

たとえば上のスヌーピー snoopy アートステッカー Macbookpro/air13インチ対応 PCスキンシール E34 [並行輸入品]といったものがあります。

私は何も貼らないで使っていますがやはり傷はつきます。ぜひ自分のMacBookなどに適合するものをぜひ選んで、見た目をあなたらしくカスタマイズしてください。

Amazon:MacBook用保護スキンシール一覧ページ(PR)

MacでPythonプログラミング学習を始めるためには何を用意すればいいのか?

MacでPythonプログラミングを始めるための環境を構築する方法を「【Python入門】MacにPythonプログラミング環境を作る方法の解説」という記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

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