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先日、WindowsのPythonをバージョンアップする方法を解説した記事を書きました。
このようにWindowsに新しいバージョンのPythonをインストールした場合に、それまで使っていた旧バージョンのPythonで使っていたライブラリ/モジュール/パッケージの一覧を確認しようと、
を実行しても、一部のライブラリなどが一覧表示に出てこないということがあります。
たとえば、新しくインストールしたPythonを3.11として、それまで使っていたバージョンを3.8の32bit版とします。
Pythonは基本的にバージョンが違うと独立したフォルダに別物としてインストールされるため、環境もそれぞれ独立し、お互いに無関係ということになります。
もし、3.11をインストールしたときにそのpathを登録していると、コマンドプロンプトやPowershellで、
python
py
と入力すると、これは新しくインストールした3.11が動くようにようなります。この場合に、
pip list
としても、それはインストールしたばかりの3.11版のライブラリなど(つまり、最初から付属しているライブラリなどだけ)しか一覧に出てきません。
そこで、Pythonランチャーのpyを使ったコマンドで旧バージョンであるPython3.8-32を指定してPython3.8-32でインストールしたライブラリなどの一覧を表示すべく、
py -3.8-32 -m pip list
などとすれば、それまで使っていた3.8~のライブラリなどが表示されるだろうと期待するはずです。
ですが、このようにしてもその3.8-32でインストールしたライブラリなどが一覧に出てこないことがあります。
上記トラブルの原因はいくつかあるかもしれませんが、よくある原因の1つに、Windowsの環境変数の「Path(パス)」の項目が、新しくインストールしたPythonの情報によって変化してしまったということがあります。
そこで環境変数のPathの項目を編集しましょう。
Windowsキーを押して、スタートメニュー検索欄に「環境」と入力します。すると「システム環境変数の編集」という項目が登場します。
その項目をクリックすると、次のような画面となり、
項目「Path」を選択して、ボタン「編集」を押します。すると登録されているPathの一覧が表示されます。
この一覧の最上段にそれまで使っていたバージョンのPython(今回の例では3.8-32)の、フォルダ「Lib」のパスが来るようにします。上の画像のボタン「新規」またはボタン「上へ」を使って作業してください。
たとえば、仮にそのLibフォルダ(内部にsite-packegesというフォルダがあります)のパスが次のようなものだった場合に、
C:\Users\○○○○\AppData\Local\Programs\Python\Python38-32\Lib
というパスを、そのままボタン「新規」を使って記入するか、もともとそのパスが一覧に存在していれば、それをボタン「上へ」を押して、とにかく最上段へ持っていきます。
作業後は、環境や場合によってはパソコンを再起動したほうがいいかもしれません。
この作業が終われば実際に「pip list」などで、それまで使っていた(今回なら3.8-32)のライブラリ一覧が表示されるか確かめてみてください。
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