PythonでWEBページのスクレイピングを行うときに、取得したいHTML要素を特定するために、一種の必殺技的な(?)テクニックとしてその要素のXpathを取得し、そのXpathを活用してプログラムを組むというのがあります。
そのXpathですが実はブラウザのChromeを使うとすぐに取得できます。今回はChromeを使った方法を説明しますが、MacOSの標準ブラウザのSafariでもほぼ同じような方法でXpathを取得できるはずです。
ブラウザChromeを使った場合は次のように作業を進めてください。
ChromeでXpathを取得する方法と手順
手順1
まずChromeでスクレイピングの対象となるページを開いておいてください。今回はこのブログを作っているWordPressの投稿記事画面を例とします。
手順2
Chrome上でキーボードの「F12」ボタンを押します。するとDeVToolsという画面が現れます。次のような画面です。

これはこのままにしときます。特に何もしなくてもいいです。
そしてスクレイピング対象のページの画面にもどりましょう。
手順3
次の画像を見てください。

今回は上画像中の矢印のところの「表示」という部分のXpathを取得しようとしています。
画像のように取得したい要素をマウスで選択します(画面で青くなっている状態です)。
そしてそのまま右クリックをして、上画像のようなメニューを表示させます。
そしてその一番下にある「検証」という項目をクリックします。

そうすると、この画像のように先ほど立ち上げておいたDevToolsで、青っぽいハイライトが表示されます。これが、さっきマウスで選択した要素のHTMLタグが書かれている部分となります。
手順4

そして今度はその青いハイライトのところで右クリックをして、メニューを表示させます。上の画像のようなメニューが現れます。
その中の「Copy」というところに選択します。

すると「Copy Xpath」と「Copy full Xpath」という項目がありますので、どちらかを選択してください。前者は相対パス、後者は絶対パスでの情報が得られます。
以上のようにしてスクレイピング時に特定したい要素のXpathが取得できます。
MacのChromeでも同様にXpathの取得が可能です。
MacのSafariでXpathを取得する方法と手順
Mac標準ブラウザのSafariでもほぼ、上述のChromeと同様の作業となります。やることはChromeの場合とほぼ同じなのでここでは簡単に説明します。

まずXpathを取得したい要素をマウスなどで選択。

右クリックメニューを表示させて、「要素の詳細を表示」という項目をクリック。

このように青いハイライトがされた部分で右クリックメニューを表示させる。

項目「コピー」を選択し、項目「XPath」をクリック。これでXpathが取得できます。
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