新型コロナウィルス発生に前後して、多くの人が副業や収入アップに挑戦する社会的なトレンドが生まれているように思います。そんな時流に乗りブログで収入を得ようとする人も多いでしょう。なんでもチャレンジするのは素晴らしいことです。
さて、ブログで収入を得ようとすると困るのが、WordPress(ワードプレス)などのWEBサイト構築システムの導入と、それを使うレンタルサーバーが必要になるということです。
今回はそんなレンタルサーバーについて、初心者にもおすすめの後悔しないレンタルサーバー3つについてご紹介したいと思います。
ポイントは、「自分のブログの未来」を見据えてサーバーを選ぶことです。
Contents
なぜブログでの副業・収入アップを狙うのにレンタルサーバーが必要なのか?

メリットその1:収入を得るチャンスの増大
無料のブログでは、その無料ブログシステムを開発・運用している企業に利益が入るようになっています。儲かるからやっているのです。それは広告収入です。
すなわち無料ブログの広告収入は、それを開発・運用する企業に入るようになっています。
一方、自分でサーバーをレンタルし、そこにWordPressなどを使ってブログやWEBサイトを構築すれば、広告収入は全て自分のモノになりますし、またどのような広告をどこに設置するのかも自由に決められます。
これは収入を得るチャンスを増大させることになります。いわば利益の総取りが可能となります。
みなさんが稼いだ利益は全てみなさんだけのものです。
メリットその2:安心感と「仕事感」
レンタルサーバーは技術の進歩もあり、現代では高速かつ安定感に満ちた非常に強固なシステムとなっています。
自動的にバックアップを取ってくれる機能もあり、ユーザーが特別何かをしなければならないというのは減っています。
自宅で自分のパソコンをサーバーにしていると地震などで倒れてマシンが損傷すれば、そのマシンに保存したバックアップすら消失することでしょう。
また無料ブログならばいつサービス終了となるのかわかりません。儲からなくなれば企業はやめます。有名サービスだったYahooブログのサービス終了はまさにその典型です。
そういった場合にはそれまでのブログデータを引き出して、いったん自分のパソコンなどに保存することは可能となるでしょうが、保存したそのデータを新しいサービスへ移動さて適用させることがはたして簡単にスムーズに行くのかといった問題があります。
往々にしてそうしたデータの移行は非常に煩雑で面倒、かつ困難な作業となることがほとんどです。
大手の有名レンタルサーバー会社がそのビジネスをやめることは考えにくいですし、大地震は別として多少の自然災害でデータ消失という可能性は自宅のマシンよりも低いでしょう。
レンタルサーバーを利用しているとそうした安心感が得られます。
加えて、お金を出して利用している以上、「コストの分は稼がないといけない」といった「仕事感」というか義務感というか、そういった感覚を抱くことになるでしょう。
そうした義務感がブログを継続させる1つのモチベーションになることは間違いないでしょう。お金を出しているからこそサボれないというわけですね。
こうなるとただの「趣味からビジネスへ」といった発想の転換となるでしょう。稼ぐためにはどうすればいいかを考え続ける習慣がつきます。
メリットその3:知識や技術力がつく
そしてなんといっても新しい知識・技術を得られるということですね。たとえちょっとしたことでも何か新しい知識を得られると嬉しいものですし、それが楽しみにもなります。
ただの無料ブログをやっているだけでは得られなかった経験や知見が得られると楽しいものです。ちょっとした成長を実感できますね。
初めてのレンタルサーバー選びの不安と悩み

不安その1:サーバーの契約・設定や、WordPressの導入が難しそう・・・
一方でなんでも初めてのことは不安をたくさん感じるものです。
まず問題となる不安が、「契約したけど設定とかきちんとできるのだろうか」という不安ですね。しかし安心してください。
大手のレンタルサーバーは初めてブログを始めたり、レンタルサーバーを利用する初心者のために、しっかりとしたわかりやすい公式マニュアルを公開しています。
たとえば、私が長年使っているサーバーでブロガーに大人気レンタルサーバー、「エックスサーバー
(Xserver)」も公式マニュアルや初心者のためのブログ始め方講座といったコンテンツを公開しています。もちろん契約をしていなくても無料で誰も見られます。
エックスサーバー:初心者のためのブログ始め方講座
このエックスサーバー以外にも、近年人気が爆発しつつあるConoHa(コノハ)というサービスはやはり次のように、サーバーの契約方法からWordPressの導入・設定方法までについて解説動画を公式に作成し、公開しています。
【リリース】初心者でもかんたん!「WordPressの始め方」解説動画を公開
— ConoHaPR (@ConoHaPR) November 1, 2021
ConoHa公式YouTubeチャンネルにおいて、ConoHa WINGのお申し込み方法からWordPressの初期設定まで、WordPressサイトを公開するにあたっての手順を音声付きで解説しています。
👇動画のご視聴はこちらhttps://t.co/3weR9PQF2r
また仮にそのマニュアルがわかりにくかったとしても、もしくは、そのマニュアルに載っていないことに悩みがあったとしても、有名で人気のレンタルサーバーは、当然ユーザーの数が膨大です。それゆえネット上での情報が豊富です。
これはスマホでいうiPhoneをイメージしてください。ユーザーが多いので、わからないことがあってもネットで調べればすぐに答えにたどり着くことができますよね?
だからこそ人気・実績のあるレンタルサーバーを選ぶことが、わからないことが多い初心者にとっては重要になります。
実際にWordPressを導入するときにやってみるとわかるのですが、各社本当に簡単に導入できるようになっています。本当に必要最低限(ユーザー名、パスワード、ブログのアドレスなど)の情報だけ入力し、あとはボタンをポチポチと押していくだけです。
不安その2:どのプランがいいのかわからない・・・
いろいろなレンタルサーバー会社のWEBサイトを見て、サーバーのスペックなどを見ても、素人にはなかなか違いがわかりにくいもの。わかりやすい情報といえば、価格ぐらい・・・というのが現実です。
一方、この記事でご紹介する3つのおすすめサーバーは、どれも月額料金が900~1000円前後のものです。そして、この月額料金が1つの基準だと思っています。
たしかにもっと安いところもあります。しかし、「安いものにはワケがある」は世界の鉄則です。
ブログをつくった当初は数百円のサーバーでいいかもしれません。
ですが、これからみなさんがつくるブログが育っていけばデータの量が増え、訪問者数が増え、さらにブログシステムそのものが複雑になっていくでしょう。ちょっとしたら月間100万PVを達成するかもしれません。
そういったときにはそうした格安サーバーの性能に不満を覚えることでしょう。そうなればサーバーを引っ越したいと思うようになります。しかしそれはかなり面倒な作業となります。
私も一度やったことがありますが、もう二度とやりたくない作業です。
そうしたみなさんの「ブログの未来」を考えた場合は、最初から安定かつ高速に稼働するサーバーを契約していたほうが絶対に良いです。そのラインが月額900~1000円前後のというところだと感じています。
なかなか最初に1000円近くという料金を払うのはためらわれるところですが、そこはぜひ勇気を出していただきたいところです。
そして今回紹介する3つのサーバーでは、まさにその900~1000円前後というプランが一番安価なプランになっています。
しかし、技術の進歩もあり、900~1000円前後のそうしたプランで十分すぎるほどの性能があります。個人ブログというレベルでは困ることはまずないでしょう。
不安その3:コストに見合うのか・・・
おそらく最大の懸念はこの点でしょうか。本当に月額料金を上回るだけの収入を稼げるのか。
答「大丈夫です。心配はいりません。ですが時間はかかります」
誰かに役立つことを定期的に少しずつ書いていけば、あとは正しくブログを運営していけば1年後には月額1000円ならば稼げます。
ブログがある程度軌道に乗りさえすればサーバー代などを上回る利益が生じます。もちろん毎月10万円といったレベルはかなり難しいでしょうが、サーバー代程度ならば余裕で黒字にすることが可能です。
私も別のブログでは毎月10万円程度の収入を得ています。
絶対後悔しない3つのサーバー:mixhost、ConoHa、エックスサーバー

Mixhost
まず最初におすすめするのがmixhostというレンタルサーバーです。
2022年1月現在でのプランの概要は次のようになります。

個人ブログならばスタンダードかプレミアムのどちかで十分すぎます。画像を多く使うブログを構築するならばプレミアムのほうが良いです。
なぜならば単純な文字データよりも画像はデータ量が多く、ディスク容量もそして転送量も必要となるからです。そのため、それら2つがスタンダードよりも多いプレミアムをおすすめします。
もちろん画像をそれほど使わないブログでも基本的にはプレミアムをおすすめします。差額はほんの10円程度ですからね。
後述するConoHaとエックスサーバーの性能と比べて現実的な優劣はありません。
ただ、ブログやWEBサイトのコンテンツの種類として、こちらは大人が「ムフフ・・・」と嬉しくなるようなコンテンツを構築することが許されている点が最大の特徴かもしれません。いわゆるアダルトコンテンツ専用のサーバーがあるのです。
また、2022年1月現在では、以下の特典が用意されています。
- プレミアムプラン以上のを契約すれば、契約期間に関わらず初回の支払い金額が半額
- 12ヶ月以上の期間で申し込むと対象ドメインが永久無料
ConoHa Wing
次におすすめするサーバーがConoHa WINGです。
まずは2022年1月現在での各プランの概要を見てください。以下の画像は、36ヶ月契約の場合の値段が示されています。

上述mixhostのプレミアムプランに相当するのが、ベーシックプランでしょうか。それはもともとは月額1320円ですが、このように36ヶ月契約だと月額が740円とかなりお安くなります。半額に近いですね。
サーバーのスペックや機能も、mixhostやエックスサーバーと遜色はありません。mixhostと同様に最新のマシンと最新技術で構成されている、まさに今風・現代的なサーバーと言えるでしょう。
なおConoHaの最大の特徴はカワイイことです。公式の萌キャラ(?)がいます。
GMOインターネット:気軽に使えるVPS「ConoHa byGMO」業界初!公式キャラクターのオリジナルカード「ConoHaカード… https://t.co/QOZ8JH09xs pic.twitter.com/pGil7IytIe
— PR TIMESテクノロジー (@PRTIMES_TECH) December 7, 2016
この女の子に一目惚れしたなら、ConoHa WINGしかありえないでしょう!
個人的に最もおすすめ!エックスサーバーのスタンダードプラン。月額990円~
そして個人的に一番おすすめなのエックスサーバーがです。
なぜエックスサーバーが最もおすすめなのか?
それは私自身が、このブログ自体が実はエックスサーバーをずっと使い続けているからです。
私のプランはかつてのX10プランというもので、最もベーシックかつ安価なプランです。今はスタンダードプランという新プランに統合されています。
2022年1月現在で、エックスサーバーには3つのプランがあります。一番安価でお手軽なのがスタンダードプラン。そしてその上にプレミアムプラン。最後に大規模な本格的ビジネス用のビジネスプランです。
ですが、最安価のスタンダードプランを舐めてはいけません。はっきりいって、月間100万PVを超えるブログとなってもスタンダードプランで十分です。
実際、私はこことは別のブログで月間最高60万PVまで育ったブログを持っていますが、その運営当初から今までいっさい問題が起こったことがありません。
リアルタイムで同時に200人以上が閲覧しているという状態になったときも、ブログの動作はまったく不安定になりませんでした。
参考までに、2022年1月現在での自動更新設定(クレジットカード払い)の場合の契約期間ごとの月額料金をまとめておきます。次表のようになります。
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
3ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
6ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
このようにエックスサーバーのスタンダードプランは月額1100円というのが基本となります。
このエックスサーバーの特徴としてよく語られるのは、
- 上述のように公式マニュアルも充実
- とにかくエックスサーバー利用者が多いため、不明点はすぐに調べることができる
- これまでの圧倒的な実績、抜群の安定性、そして動作の高速性
- ブログデータのバックアップ機能もあり
- 無料SSLなどセキュリティ面でも安心かつ使いやすい
という点ですが、私自身が長年使ってきて、本当にそのとおりだなと実感しています。このようなメリットを実際に感じていますので、月額1100円というコストにも納得しています。
さてエックスサーバーのスタンダードプランを初めて契約する場合には、
- 初期費用
- 初回契約時に支払う月額料金
という2種類の費用が必要となります。
このうち初期費用についてはそれが無料となる期間限定キャンペーンが頻繁に開催されています。たとえば、2022年1月20日の18:00から同2月3日の18:00までは、次のように初期費用が「12ヶ月以上の契約をすれば無料」となっていました。
通常 | キャンペーン中 |
3300円 | 12ヶ月以上の契約で0円 |
このように期間限定キャンペーンがありますので、各社公式サイトをチェックし、そのキャンペーンを上手く利用してできるだけ初期コストを減らしましょう。
→公式サイト:エックスサーバー
また初回に支払う月額料金についても36ヶ月分を一括で契約すれば、最安990円となります。次表を見てください。
契約期間 | 月額料金 |
---|---|
3ヶ月 | 1,320円 |
6ヶ月 | 1,210円 |
12ヶ月 | 1,100円 |
24ヶ月 | 1,045円 |
36ヶ月 | 990円 |
3ヶ月契約ならば、3ヶ月x1320=3960円。
36ヶ月契約ならば、同じ3ヶ月で比較すると、3ヶ月x990=2970円。
同じ3ヶ月という期間で比べるとこのように約1000円の差が生まれます。できるだけ長く契約したほうがお得です。
なお、エックスサーバーでは10日間のお試し期間がありますので、一度正式に契約される前にぜひその試用サービスを利用することをおすすめします。私もそうしました。実際にWordPressをそのサーバーにインストールし、デザインなどを変えたり、投稿したりといったことが可能です。
まとめ:初心者はエックスサーバー、ConoHa、mixhostどれを選んでも大丈夫
以上長々と書いてきましたが、今回紹介した3つのレンタルサーバーならばどれを選んでも、個人で使う通常のブログの範囲ならまず不満や問題を感じることはありません。
あえて私がエックスサーバーを一番のおすすめとしたのは、自分が長年使い続けていて不満が全くないという個人的な体験・経験に基づくからです。
ですので、みなさんはそれこそこれら3つの中ならば、たとえ1円でも安くなるものを選んでも良いと思います。
これら3つのサーバーの性能は問題ありませんので、あとは、
- 価格
- 公式サイトのデザインなどの雰囲気
- マニュアルの書き方
- 試用期間の有無
- 支払い方法の種類
などが考慮要素として大きいでしょうか。
なおエックスサーバーには上述のように10日間のお試し利用サービスもありますのでそれを利用したうえで決めるのがおすすめです。
各社の公式サイトの以下のリンクからどうぞ。